チームで取り組む!透析✖️運動療法
2024.07.07
7月に入り猛暑が続いておりますが皆さん体調はいかがでしょうか?透析センターの村元です。暑さで体調崩しがちの方もいらっしゃるとは思いますので、暑い中無理なさらずお過ごしくださいね。
さてさて、今日は私が所属する透析センターで取り組んでいる「透析中の運動療法」についての取り組みを紹介します。透析を長年続ける中で、懸念されるのが「体力の低下」「筋力の低下」です。それを予防していくためにも運動はとっても重要。特に透析患者様にとって運動を継続することは生命予後改善(元気で長生きすること)が証明されており、筋力維持ができれば転びにくくなったり、日常生活を過ごすのが楽になります。また、透析中に運動をすることで透析中の血液循環も高まり「透析の質」向上の効果もあると言われており、透析と運動を一緒に行うことは良いことづくめなのです。この効果を一人でも多くの患者さんにもたらしたい!患者さんに長く元気でいてほしい、そんな思いのもと私たちの施設でも透析中の運動療法への取り組みを始めました。
昨年の10月からリハビリのスタッフの皆さんが、透析患者さんの運動療法の推進に協力してくれており、患者様に直接運動の指導を行ってくれています。運動の専門家から直接運動のアドバイスをもらえるので、患者さんたちの満足度も高く、とても好評いただいております。ゴムバンドや重錘、ボールを使ったストレッチに加え、ベッド上でのエルゴメーターを使用した運動なども取り入れられるようになって、皆さんに楽しんで参加していただいております。
透析センターでは多くの患者さんが一度に透析治療を行うので非常に緊張感の高い環境です。ここでさらに紹介したいのはこの運動療法に取り組んでいくためにも、安全な透析開始終了操作や透析機器管理をしてくれている臨床工学技士のスタッフの皆様の存在。皆さんには本当に感謝しています。
多くの人たちの協力があって、成り立っている取り組みです。いかがでしょうか?透析センターの取り組みに興味がある方は、ぜひぜひ覗いてみてくださいね。