3東の取り組み~ハイリスク妊婦~
2025.04.17
こんにちは。3階東病棟の栗原です。
3東病棟は産婦人科病棟です。
私がここ数年で感じることは、ハイリスク妊婦さんがかなり増えているという事です。
ハイリスク妊婦とは、妊娠中・出産中・産後に母体や胎児に健康上の問題や合併症を悪化させる危険性がある。もしくは死の危険性があるなど、何らかのリスクを伴う妊婦を指します。
当病棟で多い例として、糖尿病や甲状腺疾患等の身体面のハイリスクから、若年や未婚などの社会面のハイリスク。また、うつ病やパニック症候群などの精神面のハイリスク多いです。
また、外国人が多く言葉の壁があったり、両親が遠方でサポート不足であるといったようなこともハイリスク妊婦に該当します。
そこで!!当病棟では昨年度から、ハイリスクの妊婦さんたちが安心して分娩・子育てができるような取り組みを始めました。
ハイリスク妊婦さんへの対応では、助産師と産科医・新生児科医のみならず、精神科医・薬剤師・メディカルソーシャルワーカー・総務課・近隣地区の保健所から地域担当の保健師を交えて、定期的にカンファレンスを開催しています。
また、ハイリスク妊婦さんに対して、助産師外来を含めた助産師による保健指導を妊娠中に4回、分娩後の入院中に1回、退院後に1回面談や産後うつの問診を行い、身体的・精神的な異常の早期発見に努めています。
これによって、妊娠前から把握しているリスクと妊娠中に生じるリスクの両方に対応できる体制をとることが出来ています。
当病棟には6人のアドバンス助産師がいます。妊娠・出産・子育てでお悩みの事があればぜひ相談して下さいね。

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