入退院支援センターの業務って?
2021.03.31
入退院支援センター 副主任 松崎・竹内・高瀬です。
入退院支援センターは、入院支援部門と退院調整部門があります。
入院支援室はこれから入院する患者様、ご家族へ入院生活に関する説明を行っています。
昨年より、各地域でのコロナ感染患者の発生、増加に伴い段階的に面会制限が強化され、
入院患者様は、院内での 行動範囲の制限等、説明内容の追加、変更をおこなっています。
感染対策では、対面にて面談するため間に透明の仕切り、フェイスシールドとマスク着用等コロナ対策の徹底を行っています。
2021年3月現在、患者様とご家族の面談は全面禁止となりリモート面談を行っています。面談後の家族の表情には笑顔もあり、
顔がみれて良かったとの声もきかれます。実際に、患者様の顔をみてお話しすることは入院患者様、ご家族ともに安心感につながりよい効果があるのだと感じます。
退院支援部門では、医療福祉相談室でMSW(医療ソーシャルワーカー)と協同し業務を行っています。業務内容は、全入院患者のスクリーニング行い、
介入が必要と判断した患者様に対して、“退院支援計画書“を作成し、各病棟でサインをもらった書類をチェックしています。
現在、退院支援看護師3人で全15病棟をそれぞれ担当し、病棟カンファレンスや診療科カンファレンスに参加、治療終了した患者様の退院先を調整し、
入所していた施設に連絡をとり、入院中の様子を伝え、退院の日時の調整を行っています。また、病棟スタッフ・リハビリテーションスタッフと連携し、
退院後も自宅や施設で生活が出来るよう支援しています。
入院患者とその家族の思いをしっかり受け止め支援し、安心して在宅移行できるようにすること、その人らしい生活ができるように支援し、患者さんとご家族が笑顔で在宅へ戻り、
穏やかに生活を送られている様子を、訪問看護やケアマネ、施設職員から聞けること、ひとりひとりにしっかり寄り添いながら、支援した結果が目に見えて返ってくるこということも、
“やりがい“や“楽しみ“の一つです。
在院日数が長くなるほど、たとえ同じケアを行っていても病院が得られる診療報酬は、減っていきます。退院調整を行うことで様々な加算を算定できると同時に、在院日数の短縮化・
病床の回転率をあげる事は経営的にも大変重要になります。そんな重要な部分に係る入退院支援センター・退院支援看護師には、大きな期待が寄せられています。
これからも、入院支援・退院調整を行ううえで各スタッフが患者、家族に寄り添う心をもち、安心して入院生活を送り、住み慣れた地域に戻り生活が送れるように関わっていきたいです。